作文の題名は「バイオリン」

いつもブログやコラムに書いているとおり、当教室ではバイオリンを通して生徒さん達の日々の成長を応援しており、何よりもお子さん本人の精神的成長を大切に考えています。先日、約1年半前からレッスンに来ている生徒さんのお母様が、学校で息子さんが書いた作文を見せてくださいました。圭祐君は土曜日に日本語補習校へ通っており、そこで今年一年の目標をテーマに書いた作文なのだそうです。ご両親と本人の許可をもらって掲載させていただきました。

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まず、作文の構成がとても上手なのですが、特に感動的なのは「一つ間違えても諦めないようにしたい」という目標!バイオリン習得の道にはたくさんの壁があり、圭祐君も何度も私と共にこの1年半、それを経験し、乗り越えてきました。「一つ間違えただけで気持ちが少しくるってしまう」くらい、バイオリンは決して彼にとって簡単な楽器ではないのです。そんな中でこの「諦めないようにしたい」という気持ちが生徒さん本人から発せられたのはとっても嬉しいことです。それだけでバイオリンレッスン大成功と考えてもいいでしょう。

先生としての仕事も簡単な仕事ではありませんし、私のレッスンのやり方でどれだけ効果があるのかも計りにくいのですが、この作文はこれまでやってきたレッスンを讃えるトロフィーのように感じます。これからも、バイオリンを通して生徒さんたちの成長のお手伝いを続けて行こうと、改めて決意させられました。