先日12月6日、マンハッタンの会場で今年最後の発表会を無事終えました。今回は10年前からの同僚で親友のシャーリーンの生徒3人も交えての発表会となりました。下は4才から上は16才までの生徒11人が参加し、家族やお友達の前で日頃の練習の成果を発表。
発表会の準備は年齢によって状況が異なり、年齢が若ければ若いほどご両親のほうが出演する本人よりも緊張してアタフタしているものなのですが、今回の生徒達はどうだったでしょう😊?
習い始めて間もない小さな生徒達は立つ姿勢、楽器の構え、弓の持ち方、真っ直ぐに弓を動かし美しい音を出す練習をして来ました。曲は弾かず、開放弦のみでこのような地道な練習を数ヶ月続けるの事は子供にとっては面白くない、時には苦痛になる事もありますが家族の支えもあり、みんな素晴らしい演奏を披露しました。
1年前に初めての発表会を体験した双子ちゃん達は見る見るうちに成長してたくさんの曲を弾けるようになりました。曲が弾けるようになると楽しくて色々試したくなるのですが、しっかり積み重ねた基礎的な姿勢などを崩さぬよう丁寧に練習する事が課題となって来ます。二人とも良い姿勢で美しい演奏をできました。
他から今年新しく入って来た新しい生徒も参加!年長の16才の生徒はリンカーンセンターにある芸術専門の高校、ラガーディアハイスクールへ通っています。
このブログで最後にご紹介するのは当教室を初めてからずっとレッスンに通って来た中井杏樹ちゃん。日本への帰国が決まり、今回がニューヨークで最後の発表会となりました。
杏樹ちゃんはご家族の転勤のため2年半前にニューヨークへ引っ越して来ました。ウェストチェスターで通う小学校でオーケストラの授業があったのをきっかけにバイオリンに興味をもち、当教室へ個人レッスンを受けに来てくれていました。バイオリンを始めたのが小学校3年生と、他と比べると少々遅めだったのですが毎週ご両親と共にマンハッタンまでレッスンに通い、一生懸命練習して短い期間でとっても成長しました。バイオリンの練習は時には辛く、がんばってもがんばっても中々思い通りに上達出来ない事もあり、悔し涙をする事もありましたが粘り強い性格で諦めずに大きな壁をいくつも乗り越えて来ました。先生も彼女が頑張る分、一生懸命に教えられたと思うので日本へ帰ってからもこれまで通り根気づよく続けて行ってほしいと思います。