先日6月21日、父の日に夏の発表会を行いました。場所はマンハッタンから北へ約1時間の所にあるOscawana Lake(オサワナ湖)の別荘。日頃、一生懸命練習して来た成果をみんな存分に発揮しました。今回は3才の初心者から大学生の生徒まで幅の広い演奏が披露されました。
最初に演奏したのはバイオリンを初めてからまだ約6週間の3才、アインちゃん。『バイオリンの構え』を披露。音を奏でる演奏はしていないものの、3才児にとっては楽器を正しく構えるだけでも大変な集中力が必要です。上手に「演技」を終え、ご家族も初めての発表会に大感激でした!
一つ年上の4才の双子ちゃん達は昨年秋からバイオリンレッスンに通い出して約10ヶ月。お父さん、お母さんと練習を毎日頑張り、大きな成長を遂げました。今回で発表会は2回目。『キラキラ星』、"French Folk Song", "German Dance" の3曲を披露。とっても上手に演奏しました。姿勢もバッチリです。
秋から中学生になる杏樹ちゃん。今年は地元の小学校のオーケストラでコンサートマスターを務め、その演奏会ではソロを弾く等大役を果たしてきました。たった2年前にバイオリンを始めたとは思えないくらい進歩しました。毎日欠かさず練習を重ねている成果ですね!今回の発表会では"Gavotte from Migonon", "Witches' Dance" の2曲を披露。演奏が終わるとホッとしたようで大きな笑顔を見せてくれました。
最後に閉めの演奏をしてくれたのは大学生の森田彩葉さん。彩葉さんは今年一年間、日本から交換留学生としてニューヨーク大学へ語学留学で来ていました。音楽専攻ではないものの、小さい頃から習っていたバイオリンが大好きで大学生になった今でも勉強を続けています。昨年8月にニューヨークへ来てから当教室へ通っていました。ベリオのコンチェルト第1楽章を見事に演奏し、ニューヨーク生活の終わりに終止符。日本へ帰国してからは以前から団員として活動している大阪のユースオーケストラへ復帰し、演奏を続けて行くそうです。教室は彩葉さんがいなくなると寂しいですが、またニューヨークへ遊びに来た際には立ち寄ってほしいと思います。
演奏修了後はバーベキューパーティー、そして湖で船遊び等をして大人から子供まで楽しく過ごしました。夏休みは一時帰国したり、旅行などで練習が途絶えがちになってしまいますが、今まで学んだ事を忘れないよう、適度に練習を続けながら楽しく過ごしてほしいと思います。
福田はNew York City Ballet, Mostly Mozart Festival Orchestra等の演奏活動(スケジュールはコチラ)で忙しくなりますがニューヨークで夏を過ごす生徒さんには是非演奏会に足をはこんでいただきたいと思います。
秋には新しい生徒を迎え、秋のバイオリン塾を開催します。次回、12月19日の発表会では今回のメンバーに加え、新顔を見られる事でしょう。現在の生徒達のさらなる成長に加えてどんなお顔が見られるか楽しみですね。
皆さん、良い夏をお過ごしください!