圭祐君と綾乃ちゃんのオペラ鑑賞

こちら地元ニューヨークの誇るメトロポリタンオペラ。毎年クリスマスの時期になると子どもにもわかりやすい、「ヘンゼルとグレーテル」などのやさしいオペラを演目に出します。今年はモーツァルトの「魔笛」の短縮した英語バージョンが上演されました。オペラと言えば、普段は平均3〜4時間と長時間で、内容は古い王様や、ややこしい政治や愛の絡み合った物語、最後には誰かが死んでしまうお話が多いですし、外国語で歌われるため字幕を読まなければ何を言っているかもわからないので、馴染みのない方が多いかと思います。でも、魔笛はオペラ・ブッファと呼ばれるジャンル、わかりやすく言うとラブ・コメディなのでそんなオペラには馴染みのない人でも鑑賞しやすく、比較的シンプルなストーリー。

子どもでもわかりやすい内容で、かつ英語で上演されるオペラがあるとのことで、この機会を利用して当教室の生徒さんご一家がそろって見にいらっしゃいました。私がメトロポリタンオペラでエキストラとしてよく演奏しているので、私の出演している日を選んでお超し下さり、開演前に皆さんとピットで待ち合わせしました!

 
綾乃ちゃんとターッチ!

綾乃ちゃんとターッチ!

ピットへ遊びにきてくれた渡邉さんご一家

ピットへ遊びにきてくれた渡邉さんご一家

 

渡邉さんご一家は3人のお子さんがいらっしゃり、現在、上の2人、圭祐君と綾乃ちゃんがバイオリンを習っています。一番末っ子君はまだ歩き始めて数ヶ月のちびっ子ですが、お家で上の2人が練習していると一緒になってバイオリンを弾く真似をするのだそうです。このオペラにも静かにしていられるか、少し不安もあったものの、音楽を聴いている時はいつもとても静かになる正確なので、思い切って一緒に連れて来てくださいました。

このオペラを見に来る前に家であらすじを簡単に予習して来たのでストーリーを予め知った上で鑑賞。ご両親のこの配慮、素晴らしいですね!

 

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今回の短縮バージョンの魔笛は上演時間1時間45分。心配だった末っ子君も途中で泣いたりすることなく、オペラに熱中して静かに座っていたそうです。3人兄弟、そしてお父さん、お母さん、みんなとっても楽しめたようです。

皆さんも、オペラも含め、子ども向けオーケストラコンサート等、地元の楽団のウェブサイトなどで調べて足を運んでみてはいかがでしょう?