ニューヨークでは大分肌寒くなり、秋が深まってまいりました。
9月頭にアメリカの長い、約2ヶ月半の夏休みが終わり、子ども達は学校生活へ戻りました。私も夏の間はモーストリー・モーツァルト・フェスティバルでの演奏活動に参加し、秋からはメトロポリタン・オペラや、NYCバレエ・オーケストラ中心の活動へ切り替わりました。当教室では夏休みはお休みしていた生徒達が普段通りのレッスンへ復帰し、新しい生徒さんも仲間入りし、活気が戻ってきました。
9月から始まった『秋のバイオリン塾』では3人のお子さんが参加しています。この「塾」は、バイオリンを習ったことのない、4才から6才のお子様が対象。週2回、全20回のグループレッスンを行います。レッスンではバイオリンのケースを正しく開けたり、真っ直ぐ立つ姿勢やお辞儀など、基本中の基本から順に、急がず、丁寧に、毎回45分のレッスンで学んで行きます。
現在、全20回のレッスンの丁度半分のレッスンが終わり、残り約1ヶ月間の練習の後、発表会を迎えます。音を出すまでも時間のかかる楽器ですが、生徒達は3人とも文句を言わず、(少なくとも先生の前では😊)地道な努力を重ねています。初回クラスから約1ヶ月半が経ちましたが、短い期間で、みんな集中力や努力をする力が成長してきているように感じます。カタツムリのような速度の進歩ですが、バイオリンを習うということは、このようにゆっくり、丁寧、確実に一つ一つのステップを学ぶことが大事です。基礎をしっかり組むことで次のステップを、より確実にクリアして行くことへつながります。
この生徒達が12月3日の発表会までにどこまで成長できるか、楽しみです!